鉱業におけるIT/OTの融合
ホワイトペーパー
天然資源

鉱業におけるIT/OTの融合

自律型鉱山に求められる架け橋:
企業全体を支える基盤としてのIT/OTコンバージェンス
鉱業におけるIT/OTの融合
なぜ鉱山から港湾までのデータ統合という課題は、組織図を統合するだけでは解決できないのか――そして、実際に効果を発揮するアーキテクチャ、ガバナンス、文化の変革とは 

鉱業は常に、鉱山・選鉱場・保守・物流・港湾といった機能の境界を越えて運営されてきました。それぞれの領域には、独自の技術、独自のデータモデル、独自の意思決定ロジックが存在します。 各領域内で最適化が行われていた頃は、こうした分断も管理可能でした。しかし、獲得すべき価値が全領域にまたがる意思決定を同時に必要とするようになった今、それはもはや管理不可能な状態となっています。例えば、破砕機の稼働状況、ストックパイル内の鉱石品質、港湾のスケジュール、エネルギーコストをすべてリアルタイムに考慮した配車調整などが挙げられます。 NTTデータとMIT Technology Reviewによるラテンアメリカにおける鉱業自律化に関する調査(2025年)では、AIおよび自律化プロジェクトの72%が部分的な成果しか上げていないことが確認されました。その失敗の大部分は、AI層そのものではなく、その下層に起因しています。すなわち、分断されたデータ、サイロ化したネットワーク、互換性のないシステム、そして業務が要求するスピードで対応できないガバナンスです。 

 

本ホワイトペーパーは、NTTデータのMining Autonomy Operating Model(鉱山自律運用モデル)を横断的に支える中核的な基盤を示すものです。IT/OTコンバージェンスは単なる技術プロジェクトではなく、他の3つの柱を大規模に実現するためのエンタープライズ能力そのものです。NTTデータのパートナー兼天然資源部門責任者(IBIOL Head of Natural Resources)を務めるネルソン・ウィルソンが執筆した本書では、自律型鉱山を実証段階から本格運用へ移行させるための共通運用基盤について、アーキテクチャ原則、ガバナンスモデル、さらに5段階の導入ロードマップを提示しています。採掘現場のセンサーから経営層の意思決定に至るまでを、単一の統合システムとしてつなぐための考え方を解説しています。

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